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PT考察その④ ボルトゲンガー軸スタン          ~Principle Hypnosis~

PT考察その④ ボルトゲンガー軸スタン ~Principle Hypnosis~

 

今回の記事では、すぐに本編へと続きます。

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ボルトロス 気合の襷 臆病 155(4)-×-88-171252)-100-179(252)
 f:id:setunayuki:20150322122228g:plain 悪戯心 挑発 電磁波 10万ボルト 目覚めるパワー
目覚めるパワー氷個体。(非理想)
ガブリアスへの削り、起点づくりを意識して最速
ゲンガー ゲンガナイト 控えめ 136(4)-×-80-200(252)-95-162(252) 
 f:id:setunayuki:20150322121936g:plain 影ふみ  身代わり 祟り目  催眠術  ヘドロ爆弾 
クレセリアクチートへの崩しを意識して「控えめ」
話題の素催眠ゲンガー
ガブリアス ラムの実 陽気184(4)-182(252)-115-×-105-169(252)
 f:id:setunayuki:20150322121750g:plain 鮫肌 威張る 地震 逆鱗 ステルスロック 
ようき最速
ファイアローリザードンの行動制限のためのステロ
クレセリア 食べ残し 臆病 実数値省略
 f:id:setunayuki:20150322122016g:plain 浮遊 身代わり 瞑想 サイコショック スキルスワップ
臆病HSベース 詳しくは個別解説にて
相手のクレセリアスイクンヒードランへの駒
バシャーモ 命の球 陽気155-172(252)-91(4)-×-90--145(252)
f:id:setunayuki:20150322121405g:plain  加速 威張る 守る 馬鹿力 フレアドライブ
陽気AS メガゲンガーを1加速で上を照れるように
耐久ポケモンを誘って、威張るを刺して退場が理想
パルシェン 王者の印 意地っ張り143-149-201-×-67-114
 f:id:setunayuki:20150322121249g:plain スキルリンク  氷柱針 殻を破る ロックブラスト 氷の礫
意地っ張りHSベース 配分意図は後程
重くなりがちなスカーフガブリアスランドロスへのケア、

 *1

◆構築の成り立ちについて

・シーズン8の終わりごろから、実しやかに「素催眠ゲンガー」が

 ツイッターまとめサイトで話題に上がり始めていた。

 「重力のサポートせずに、そのまま催眠術を打つゲンガー」と

 私は解釈をしている。

 

ヤミラミメガゲンガーという組み合わせで

 「悪戯心重力+催眠術」というギミックが以前に存在したが、

 5ターンという効果の制限がある以上、ギミックを遂行させるのは

 非常に困難であった。

 

・重力の効果が途絶えてしまいどうしようもなくなった状態になり、

 その結果、サポートなしの催眠術=素催眠という展開に派生していった

 のではないかと考えられる。

 

・催眠祟り目ゲンガーへのサポートとして、

 第一に電磁波要員を考えた。特性悪戯心を持ち、

 自身もアタッカーとして動ける「ボルトロス」を採用

 

・二番目のサポート要員として「威張る」に着目。

 このような構築だとボルトロスに「威張る」を採用する場合が多いが、

 少し疑問に感じた。

 

ボルトロスが呼ぶポケモンというと、

 ガブリアスマンムーラグラージといった地面の物理アタッカーが主である。

 混乱の行動不能効果を引ければ確かにアドアンテージが稼げる。

 しかし、運に見放された場合こちらのディスアドバンテージは深刻。

 

・そこで視点を変えてみて、

「物理アタッカーに威張るを使わせる」という方面から考えてみた。

 物理アタッカーの呼ぶポケモンとしては、クレセリアスイクン・ポリゴン2と

 低火力物理受けが主に挙げられる。

 

・これらのポケモンに対して威張るを放っても、

 攻撃上昇を利用されることが少ない。

 ボルトロスで威張る場合と比べてリスクが抑えられるのだ。

 以上の理由から今回の構築では「ガブリアス」と「バシャーモ」に

 威張るを採用している。

 

◆個別解説

 

ボルトロス

・臆病CS

 表のとおりガブリアスへの削りや、

 ミラーを意識してこのような配分にした。

 

・挑発は相手の展開阻止に非常に役立った。

 特に岩技を切っているカバルドンへ有効であった。

 ガブリアスバシャーモを見て選出してくれるのだろう。

 

◇ゲンガー

・控えめCS

 火力の目安として

 C231;補正有り156振 H振りクレセリア(227-150)、177-96グライオンを確定一発

 C244;補正有り全振 H振りメガクチート(157-115)を最低乱数以外一発

 クレセリアクチートへの火力ラインを満たしたいので控えめc極振り.

 

 ・準速だと一部の相手との対峙で不安な面もある。

 その点を補うために、電磁波や威張るを絡めて展開を狙っていく。

 ならべくなら身代わりを残したまま対面している相手を倒したいが、

 催眠ターンに裏切られることも多々ある。

 

ガブリアス

・陽気AS

 電磁波、ボルトチェンジの一貫を切る枠。

 

クレッフィキノガッサとの対面した時の保険として持ち物はラムの実。

 メインウェポンの地震、逆鱗、そして今回のコンセプトである威張るは確定。

 残りはファイアローリザードンの行動制限のためのステルスロックを採用した。

 

クレセリア

・臆病 実数値でHP209 S143を確保して残りを耐久へ。

 5世代の遺産のような瞑想クレセリア。ほぼ警戒されない。

 

・素早さのラインは最速ヒードラン抜きを達成し、なおかつ11n。

 HPは地球投げ(ナイトヘッド)で身代わりが割れない数値。残飯効率意識。

 ヒードラン抜きをしている理由は、毒々を身代わりでかわすため。

 

・起点にできる相手は

 スイクンクレセリアヒードラン、ピクシー、ポリゴン2といったところ。

 ただし、対スイクン ヒードランに関しては吠えるや挑発によって起点に

 しきれない場合もある。

 

バシャーモ

・陽気AS

 メガゲンガー、メガミミロップメガライボルトゲッコウガ

 一回の加速発動で抜かせるよう最速。

 

・命中不安を避けて、とび膝蹴りではなく馬鹿力。

 ガブリアスと合わせて物理受けを誘いながら、

 威張るを刺すコンセプト通りの流れを幾度も達成できた。

 単純に高いSからの威張るは強い。

 

パルシェン

・いじっぱりASベース ガブリアスの剣舞逆鱗を高乱数耐えなど。

 最近増えつつあるスカーフガブリアスへの対策。

 基本的には、メガゲンガーが倒された後に展開する。

 

・技は物理型パルシェンにおいて一般的な構成。

 持ち物は「おうじゃのしるし」を選択した。 

 普段勝てない相手に対して無理やり勝ち筋を作る道具。 

 

◆まとめ

単体性能の高いポケモンを並べられたので、

不利な状況に陥ってももともとのスペックでカバーできる場面が多かった。

単体性能の高いポケモンたちに、運の要素を塗り重ねた時の凶悪さを

何度も痛感することとなった。

 

 ブログを書いていない時期であるHGSS,BW時代から

ギミック色の強いPTが好きだったので今回の構築は非常に扱いやすかった。

5世代なんてほぼユキトドしか使ってないや()

 

重い相手として挙げられるのは、ギルガルドマンムー

ギルガルドに関して特に物理型@ラムの実は鬼門。

これだけ素催眠の話題が盛り上がっているので、

今後増えてもおかしくないと予見される。

 

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構築紹介は以上となります。

 

シーズン9が開始されたから

100戦ほど試運転した結果

ちょうど勝率6割という結果になった。

今後も対戦を重ねて最終レートを追って報告致します。

 

次回の記事はとりあえず未定で。

 

本記事を最後まで閲覧して下さり

誠に有難うございました。

 

それでは、またノシ

*1: ※赤文字は外れる可能性のある技